離婚で任意売却をするべき?任意売却の特…

  • NEWS

初めに、「任意売却」という言葉をご存じでしょうか。
本来ならば、住宅ローンを完済していないと売却はできませんが、金融機関の合意があればローン完済前でも物件を売買できるサービスを任意売却といいます。
このサービスを使用すれば、離婚の際に住宅ローンを完済していなくても、住んでいた家を売却できます。

一見、メリットばかりに感じるかもしれませんが注意しなければならない点もあるのが現実です。
そこで今回は、任意売却のメリットとデメリットについてご紹介します!

□任意売却のメリットとは?

残ったローンの返済が一番の理想ですが、資金が理由でそれが不可能な場合は以下のメリットがある任意売却がおすすめです。

1.競売に比べて高く売れる
任意売却とよく比較されるのが、「競売」です。
ローンの滞納を続けていると物件を強制的に競売にかけられてしまい、売却価格は市場価格の8割になってしまうこともあります。
また、売却価格がローン返済価格を下回る結果になってしまうと、残りの返済額を支払う義務が課されます。
このような競売とは異なり、普通の売却と同じ扱いになるため高く売れやすくなります。

2.周囲に知られずに売却可能
先ほども紹介した競売は、事前の調査があるため近隣の人に競売にかけられたと知られてしまうケースが多くあります。
そのことが理由で、返済を滞納していることが周囲に知られ、離婚後、周辺に住むことが難しくなることもあるのです。
その点、任意売却であれば支払いが厳しくなりそうと分かった段階で、手続きを始めれば周りに知られることなく進められます。

3.融通が利きやすい
融通が利くというのは、売却時期や資金についてです。
競売では、必要になる諸経費について任意売却であれば自己資金から負担することなく売却可能です。
それだけでなく、ローンの借入先と交渉して売却時期を調整することも可能です。

□離婚で任意売却をするべき?任意売却の注意点を解説します!

メリットが大きい任意売却ですが、いくつか注意点もあるため、あらかじめ知っておく必要があります。

*ブラックリストに載ってしまう

ブラックリストとは、信用情報機関の「事故情報名簿」のことで銀行系と信販・クレジット系、消費者金融系の全ての機関で共有されます。
この名簿に名前が載ってしまうことで、新たに住宅ローンを組むことやクレジットカードを作ることが5〜7年程度出来なくなってしまいます。
そのため、離婚後にすぐ新たなパートナーと新たな生活を始めたい方にはおすすめできません。

*残債の返済が発生する

任意売却はオーバーローンであることが多いため残債は残り、連帯債務やペアローン、連帯保証人等の金融上の関係はその後もすぐに切ることが難しいこともデメリットの一つです。

しかし、この関係を少しでも早く解消するために銀行との交渉で解決する場合もあります。

□まとめ

任意売却は、メリットが多く魅力的なものではありますが、その分注意点もあるのが現実です。
今一番解決したいことや、置かれている状況をしっかりと見極めたうえでの選択をおすすめします。
任意売却を利用すれば、専門業者によって市場価格に近い価格で不動産を売却することも可能になるのです。
不動産に関するお悩みや疑問、相談したいことがありましたら、どんな事でも当社までご相談ください。

一覧へ戻る