ローン返済中の家を売却する方法を解説し…

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様々な事情によって、住宅ローンを完済しきっていない状況で不動産を売却する可能性はあります。
ローン返済中の家でも、売却することは可能ですが、残っているローンの全額を一括で返済しなければなりません。
そこで、今回は、ローン返済中の家を売却する方法を解説します。

□ローン返済中の家の売却には完済できるかのチェックが必要です!

ローン返済中の家を売却する際は、今の住宅ローンを全て返済できるのかどうかを確認することが必要です。
そのための手段として、以下の3つが挙げられます。

・ローン残高を確認する
・売却価格を把握する
・オーバーローンかアンダーローンかを知る

売却することを決めたら、まずはローン残高を把握しましょう。
ローンを完済するためには、綿密な返済計画を立てる必要があるからです。
インターネットバンキングで照会したり、金融機関から毎年送付される残高証明書を確認したりして残高を把握しましょう。

残債を把握したら、次は売却できる金額についてリサーチしましょう。
ローンの返済が終わっていない家を売る場合は、売却価格を知らなければスムーズな売却活動ができません。
ローン残債が査定価格よりも低いなら、安心して住まいを売却できるでしょう。

最後にオーバーローンかアンダーローンかを判断しましょう。
アンダーローンの場合は問題ありませんが、オーバーローンの場合は注意が必要です。
何らかの自己資金を用意しなければ住宅ローンを完済できません。

□コストを抑えるコツとは?

売却したお金で住宅ローンを完済できるかどうかは、売却の際に発生する税金や費用をいかに抑えられるかにかかっていると言っても過言ではありません。
そこでここからは発生するコストを抑えるコツを解説します。

まずは、税金の特例や控除を利用することです。
不動産の売却で発生する税金の中で、金額が大きくなるのが譲渡所得税です。
譲渡所得税とは、売却して得た利益に対してかかる税金のことです。
3000万円特別控除を利用すると、譲渡所得を大幅に小さくできるのでおすすめです。
ただ、利用するには一定の条件を満たす必要があるのでチェックしておいてください。

次はローンの返済申し込みをネットから行うことです。
銀行の窓口から申請を行うと3万円程度の事務手数料が発生します。
しかし、金融機関によってはインターネットからの申請が可能で、その費用を削減できます。

住宅ローンを借り入れている金融機関がネット手続きに対応しているかどうか、確認してみてください。

□まとめ

完済できるかチェックするためにやるべきことは「ローン残債をチェックする」「売却価格を調査する」「オーバーローンかアンダーローンかを判断する」の3つです。
また、税金の特例や控除を利用したり、ネットからローン返済の申請をしたりして、節税効果を高めてくださいね。

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