空き家を放置しているとどうなる？空き家特別措置法について解説します！

空き家を放置していると、近隣の方に迷惑をかけてしまったり、税金の負担が大きくなったりします。

しかし、そもそも空き家とはどのような家のことを言うのでしょうか。
そこで本記事では空き家の概要と特別空き家に指定される家の特徴について解説します。

そもそも空き家とは、居住に使用されていない状況である建築物のことです。
具体的には、1年間を通して出入りがなかったり、水道・電気・ガスの使用がほとんどされていなかったりすると空き家として判断されます。

たとえ空き家であっても、所有者の許可なしに敷地内に入ることはできませんが、空き家対策特別措置法に基づくと、管理不全な空き家が放置されている場合は、自治体による敷地内への立ち入り調査を行えます。
また、所有者の確認をするために住民票や戸籍などの個人情報を利用できます。

特別空き家に指定されると、さらに負担する税金が高くなります。
では、特別空き家に指定される家の特徴には何があるのでしょうか。

その特徴は大きく分けて以下の3つがあります。
・倒壊する危険性がある
・衛生面で周辺に悪い影響を与える可能性がある
・管理が行き届いていない

長期間放置されている家は、シロアリやネズミが住み着くことによって劣化が進んでいます。
ダメージが蓄積されたまま放置されていると、倒壊する危険性が非常に高いです。
屋根や外壁、基礎部分が脆くなっており、壊れやすくなっていることが考えられます。

放置された空き家は不法投棄のリスクが高い場所です。
また、ハエが集まったり動物に荒らされたりして衛生環境がより悪くなることもあります。

このように衛生環境が悪くなると、人が寄り付かなくなるため、治安の悪化にもつながります。
放火や犯罪の場としても使われる恐れがあるため、定期的なメンテナンスが必要です。

管理が行き届いていない家は、景観が非常に悪くなります。
景観の乱れは印象が悪くなってしまうだけでなく、近隣住宅への資産価値に影響を与えてしまう可能性もあるため、改善が求められます。

今回は、特別空き家に指定される家の特徴を解説しました。
空き家を放置していると、多くの悪影響があることがわかっていただけたと思います。
税金の負担が大きくなるという自分への影響だけでなく、景観の悪化という他人に対する影響もありますので、注意してください。

空き家を放置しているとどうなる？空き家…