空き家が放置される理由とは?放置するリ…

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近年、放置される空き家の増加が社会的に問題になっています。

しかし、なぜ空き家が放置されているのでしょうか。
また、放置することでどのような危険性があるのでしょうか。
そこで本記事では放置されている空き家が増えている理由と、放置することの危険性について解説します。

□空き家が放置される理由とは?

空き家が増えている理由は主に「少子高齢化」「税金の緩和」「新築住宅の増加」の3つです。

*少子高齢化

日本では、2008年を境にして国内の人口が減少し始めました。
2015年には、75歳以上の人口が0歳から14歳までの人口を上回り、少子高齢化が急激に進んでいるのです。

これによって元々居住していた高齢者が亡くなった際に相続放棄されることが多くなり、空き家が増加していると考えられます。
今後もこの傾向は続くでしょう。

*税金の緩和

日本の住まいには、住宅用の特例が適用されています。
具体的には、住宅用地に対して固定資産税が最大6分の1、都市計画税が最大3分の1まで減額されています。

これらの税金は、土地を所有し続けている限り払い続けなければならず、所有者にとって負担になります。
さらに、空き家が放置されることによってこれらの特例を受けられなくなり、固定資産税や都市計画税が跳ね上がってしまう可能性があるので注意が必要です。

*新築住宅の増加

結婚や出産のような人生最大のライフイベントのタイミングに合わせて新築住宅を購入する方が非常に多く、どちらかというと中古住宅は敬遠される傾向があります。
これは、元々存在していた住宅ではなく、新しい住宅に魅力を感じる日本人が多いからでしょう。

□空き家を放置することによる危険性について解説!

空き家を放置すると、どのような危険性が生まれるのでしょうか。
例えば、近隣の方に迷惑をかける可能性があります。
放置された空き家はシロアリの発生源となったり、野生の動物の住処になったりします。
それによって周辺の治安が悪くなり、近隣の方から訴えられる可能性が高くなるのです。

また、老朽化に伴う大規模な修繕が必要になる可能性も高いです。
普段人が住んでいる家と比較すると、どうしても劣化スピードは早いため、修繕をするとなると高額な費用がかかるでしょう。

□まとめ

空き家は様々な背景から増加傾向にあります。

しかし、空き家を放置していると、特例が適用されなくなり税金が高くなりますし、治安の劣化、大規模修繕につながります。
金銭的にも治安的にも悪い影響がありますので、利用する予定がない空き家は売却するなどして手放すようにしてくださいね。

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