土地を相続した方へ!兄弟間での名義変更…

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親が亡くなったとき、土地を相続すると相続人の間で財産の分割方法について議論になることが多いです。
そこで本記事では相続した土地を兄弟で分割する方法をご紹介します。
土地を相続した際に必要になる名義変更での提出書類もご紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。

□相続した土地を兄弟で分ける方法を解説します!

相続した土地を分ける方法には「遺産分割協議」「代償分割」「換価分割」「現物分割」の4つがあります。
それぞれの分割方法について詳しく解説します。

まずは遺産分割協議です。
これは相続人同士でどのようにして不動産を分割するのかを決める話し合いのことです。
最終的に合意した内容を協議書にまとめます。

次は代償分割です。
これは一部の相続人が多くの財産を相続した場合、その不公平を解消するために他の相続人に対してお金を支払って調整する方法です。
ただ代償分割をしようとするとお金を渡す方の相続人に多くの現金が必要になるケースが多いです。

次は換価分割です。
これは遺産を売却して得た現金を相続人同士で分割する方法です。
不要な土地を相続した際にはこの方法が最も現実的でしょう。

最後は現物分割です。
これは土地そのものを物理的に分割する方法です。
例えば100坪ほどの広い土地であれば、2人兄弟で分割して50坪程度の計算になります。
これだけの広さがあれば、パーキングスペースとして十分利用できるでしょう。

□名義変更に必要な書類には何がある?

このようにして相続した土地は名義変更が必要です。
そこでここからは名義変更で必要になる書類をご紹介します。

1つ目は被相続人の出生から死亡までの戸籍謄本です。
これは相続人を確定させるために必要になります。
基本的には生まれてから亡くなるまでの全ての戸籍謄本が必要です。

2つ目は法定相続人全員の戸籍謄本です。
相続人であること、現在も生存していることを証明するために提出が求められます。

3つ目は不動産を取得する相続人の住民票です。
不動産の所有者として記載される人の正確な住所をチェックするための書類です。
土地を共有持ち分とする場合は、取得する方全員の住民票が必要です。

□まとめ

土地を相続した方に向けて、どんな分割方法があるのか、名義変更をするのに必要な書類は何なのかについて解説しましたが、土地の相続についてイメージが湧きましたでしょうか。
本記事を参考にして、相続人で土地を分割する際の対処法として参考にしていただけると幸いです。

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