相続税の税率はどれくらい?計算方法を解…

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亡くなった方の遺産を相続によって取得した方に対して課せられる税金が相続税ですが、税率はどのくらいなのでしょうか。
また、どれくらいの税額はどのくらいなのでしょうか。
この記事では相続税の計算方法や注意点を解説します。

□相続税の税率は?計算方法を解説します!

相続税について知るために理解していただきたいのが基礎控除額です。
相続税には基礎控除額が定められており、遺産相続から計算する課税価格がこれを下回っている場合、申告や納税は不要です。

この基礎控除額は法定相続人の数だけ600万円をかけ、それに3000万円を足すことによって求められます。
相続税は相続の開始を知った日から10ヶ月以内に税務署に納めなければなりません。

しかしながら、住民税などのように納税通知書が届くわけではなくご自身で税額を計算して納税します。

では、相続税の税率はどのようになっているのでしょうか。
実は、相続税は一律ではなく、取得する遺産の額が大きければ大きいほど税率が高くなる超過累進課税が採用されています。
超過累進課税とは、対象額の一定額を超えた部分に対して非常に高い税率が適用される方式です。
具体的な税率は以下のようになっています。

・取得金額が1000万円以下であれば税率10パーセント
・取得金額が3000万円以下であれば税率15パーセント
・取得金額が5000万円以下であれば税率20パーセント
・取得金額が1億円以下であれば税率30パーセント
・取得金額が2億円以下であれば税率40パーセント
・取得金額が3億円以下であれば税率45パーセント
・取得金額が6億円以下であれば税率50パーセント
・取得金額が6億円以上であれば税率55パーセント

□相続税に関する注意点をご紹介!

相続税を計算する際に注意していただきたいポイントがあります。
それは相続税を軽減できる特例が存在するということです。

ここまででお分かりになったように、相続税は非常に高額になる傾向があります。
しかしながら、相続する方の条件によっては軽減される場合があります。
主な軽減措置として、配偶者の税額軽減、未成年者控除、障害者控除、贈与税額控除の4つがあります。

それぞれ控除額や適用される方の特徴が異なりますので、ぜひチェックしてみてくださいね。

□まとめ

相続税の税率について解説しました。
相続税がどれくらいかかるのか、イメージが湧いたのではないでしょうか。
相続税の仕組みは非常に複雑ですが、理解できればご自身でも申告が可能ですので、ぜひトライしてみてくださいね。

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