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NEWS競売と任意売却はどちらの方が良い?任意売却で連帯保証人に与える影響についても紹介
自宅を売っても住宅ローンが残ってしまう場合、任意売却によって不動産を手放さなければなりません。
しかし、競売という方法もあるため、どちらの方が良いのかわからない方も多いでしょう。
この記事では競売ではなく、任意売却した方が良い理由を解説します。
□競売ではなく任意売却した方が良い理由とは?
結論から申し上げますと、競売ではなく任意売却の方がオススメです。
その理由を3つ紹介します。
まずは、競売の売却価格は相場より大幅に安いからです。
競売での一般的な落札価格は市場相場のおよそ6割から7割だと言われており、安い場合は半分程度になることがあります。
売却価格が安いと、ローンの残債が多く残ってしまうため、デメリットが大きいと言えるでしょう。
次は、競売ではプライバシーが一切考慮されないからです。
競売では、債権者の利益が最優先されます。
不動産競売物件情報サイトであるBITに掲載されるため、多くの方に経済事情が知られてしまうのです。
一方、任意売却であれば、家の情報は通常の物件に混ざって掲載されますので、プライバ
シーは守られると言えるでしょう。
最後は、任意売却では債権者と残債処理の交渉ができるからです。
任意売却では、家を売却した後の残債の処理について、債権者と交渉が可能です。
無理のない範囲で、毎月の返済額を設定できます。
□任意売却は連帯保証人にどのような影響を与える?
任意売却をすると、連帯保証人の方に迷惑がかかってしまいます。
しかし、具体的にどのような影響を与えてしまうのでしょうか。
それは以下の2つです。
・債権者から住宅ローンの請求が届く
・連帯保証人の資産まで奪われてしまう可能性がある
連帯保証人には、債務者と同様の責任があります。
債務者が住宅ローンを払えなくなったときには、代わりにそれを返済しなくてはならないのです。
自分が借金を背負うことと同義になるため、連帯保証人だけにはなるなとよく言われています。
実際、連帯保証人には催告の抗弁権がありません。
つまり、「債務者の方からお金を回収して欲しい」というような願望が通らないというわけです。
債権者が連帯保証人に請求した方がお金を早く回収できると判断すれば、先に請求されることがあるということを覚えておきましょう。
□まとめ
競売ではなく任意売却した方が良い理由と、どのような影響を与えるのかについて解説しました。
競売の売却価格は相場より大幅に安い、競売ではプライバシーが一切考慮されない、任意売却では債権者と残債処理の交渉ができるという側面から任意売却の方がオススメです。