共有不動産で固定資産税を払わない所有者…

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「共有不動産があるが、固定資産税を払わない所有者がいた場合どうなるのか知りたい」
このようにお考えの方はいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は、その場合どうなるのかについて解説します。
解決策についても解説するので、ぜひ参考にしてください。

□共有不動産で固定資産税を払わない所有者がいた場合どうなるのかをご紹介します!

ここからは、共有不動産で固定資産税を払わない所有者がいた場合どうなるのかについてご紹介します。

基本的には持分に応じた固定資産税を払えば良いのですが、共有者の中に払わない方がいた場合には、ほかの共有者が納付する必要があります。
なぜなら、固定資産税に関して、納付者は連帯して責任を負う必要があるからです。

□共有者が払わない場合の解決策をご紹介します!

連帯して責任を負う必要があることはわかりましたが、何か解決策はないのでしょうか。
ここからは、共有者が払わない場合の解決策についてご紹介します。

1つ目は、求償権を行使することです。
これは、共有者が支払いに応じないケースに使える方法です。
代わりに払った分を、支払いに応じなかった方に返還請求できます。

財産を差し押さえて回収したり、一定の期間が経てば強制的に相手の持分を買い取ったりできるので、ほとんどの場合この方法で解決できるでしょう。
注意点は、求償権の消滅時効が10年であることです。
早めに解決しましょう。

2つ目は、相続人に滞納分を請求することです。
これは、共有者が亡くなったケースで使える方法です。
亡くなった方の持分はその相続人に引き継がれるので、その方に請求しましょう。

3つ目は、不在者財産管理人を申し立てることです。
これは、共有者と音信不通の際に使える方法です。
不在者財産管理人には、行方不明の方の財産を管理する役割があります。

4つ目は、成年後見人に弁済してもらうことです。
これは、共有者の判断力が低下した状態、たとえば認知症になっているケースで使える方法です。
成年後見人には、そういった状態の方の財産の管理を行ったり、法律行為をサポートしたりする役割があります。

□まとめ

この記事では、固定資産税を払わない所有者がいた場合どうなるのかについて詳しく解説しました。
さまざまな解決策があるのは安心ですね。
共有不動産でお悩みの方は、本記事を参考にしていただけると幸いです。
また、不動産に関して何かお困りのことがございましたら、ぜひ当社までお問い合わせください。

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