共有持分を放棄する方法とは?メリットと…

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共有持分を放棄したい方はいらっしゃいませんか。
何かを共有していると、共有者同士でのトラブルが発生しやすいので、頭を抱えている方も多いでしょう。
そこで今回は、共有持分をどのように放棄すれば良いのかを解説します。
良い点と悪い点についても解説するので、ぜひ参考にしてください。

□共有持分を放棄する方法をご紹介します!

ここからは、共有持分をどのように放棄すれば良いのかをご紹介します。

以下の手順で放棄を進めていきましょう。

・持分放棄の意思をほかの共有者に伝える
・内容証明郵便でも持分放棄の意思を知らせる
・持分権移転登記を申請する

まずは、ほかの共有している方に持分を放棄したい旨を伝えましょう。
確実に伝えつつ証拠も残すためには、内容証明郵便が便利です。
内容証明郵便では、通知したことを公的に証明できるのでおすすめです。

しかし、突然郵便で知らせてしまうと、ほかの共有者が驚いてしまうかもしれません。
そのため、まずは事前に口頭で伝えておきましょう。
相手の不信感や不安を和らげられます。

そして、持分権移転登記を申請しましょう。
登記の名義を変更することで持分の放棄が完了します。

登記には、ほかの共有している方全員に協力してもらう必要があります。
たとえば書類への押印や、さまざまな書類の提出をしてもらう必要があります。
なお、司法書士に手続きを依頼する場合が多いです。

□共有持分放棄の良い点と悪い点をご紹介します!

ここからは、共有持分放棄の良い点と悪い点についてご紹介します。

まずは、良い点からご紹介します。
1つ目は、共有者との間で起きるトラブルを解決できることです。
今起きている問題、そして将来起きるかもしれない問題を避けられます。

2つ目は、ほかの共有者の同意を得なくても放棄できることです。
自分の判断だけで成立させられるのは嬉しいポイントですよね。

次に、悪い点をご紹介します。
1つ目は、登記しないと固定資産税の納税義務が消えないことです。
しっかりと登記まで行いましょう。
なお、登記した年の固定資産税は納めなければいけません。

2つ目は、登記申請の際は、ほかの共有者の協力が必要なことです。
もし協力を拒否されても、登記引取請求訴訟で強制的に登記することも可能です。

□まとめ

この記事では、共有持分をどのように放棄すれば良いのかを詳しく解説しました。
共有持分は売却してしまうのもおすすめです。
共有持分の放棄でお悩みの方は、本記事を参考にしていただけると幸いです。
また、不動産に関して何かお困りのことがございましたら、ぜひ当社までお問い合わせください。

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