共有名義の土地や家などの財産を売却する…

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共有名義で所有している不動産を売却する場合は、単独名義の不動産を売却する際にはない点を考慮する必要があります。
そこで今回の記事では、共有名義の土地や家などの財産を売却する3つの方法と、相続する際におすすめの方法をご紹介します。

□共有名義の財産を売却する方法とは?

以下では、共有名義の財産、特に不動産を売却する3つの方法をご紹介します。

1つ目は、すべてを売却する方法です。
この方法では、売却した金額を所有していた持分で分割することになります。
不動産をすべて売却するので買い手の需要が高く、売却価格は高くなるメリットがあります。
しかし、すべての不動産を売却する場合には、共有者全員の同意が必要なので注意しましょう。

2つ目は、不動産の中で自身の所有する部分のみを売却する方法です。
共有名義の不動産では、自身が売却したいと考えていても、共有者に売却の意思がない場合にすべての売却を行うことが困難になります。
しかし、自身の所有する部分のみを売却する場合は、単独の意思で売却が可能です。
売却する際は、共有名義の不動産は需要が少ないため、売却時の価格が下がってしまうので注意してください。

3つ目は、土地だけを共有している場合に、分筆して売却する方法です。
分筆とは、1つの共有名義の土地を2つ以上の個人の土地に分けることをいいます。
単独の不動産とすることで、自由に売却できます。
分筆する際には、自分以外の共有者の同意が必要なこと、手続きを行う時間や費用がかかることに注意しましょう。

□相続時におすすめの方法をご紹介します!

ここまで、メリットと注意点を踏まえて売却方法を3つご紹介しました。
ここからは、相続する際におすすめの売却方法をご紹介します。
売却方法の1つとしてぜひ参考にしてください。

相続時に代表者一人を選んで相続させ、売却代金を分割することを「換価分割」といいます。
この場合は単独名義として取り扱われるため、共有名義で手続きに全員が関与しなければならないところを、代表者1人で手続きが可能です。
代表者1人が手続きをすることで時間や手間がかかりません。

さらに、売却して分割するので相続税が発生すると思われがちですが、換価分割が目的である場合には相続税は発生しません。

□まとめ

今回は、共有名義の財産を売却する具体的な3つの方法と、相続で得た不動産の売却方法についてご紹介しました。
当社では、お客様のご要望に応えられるような不動産運用のご提案・サポートを行っております。
不動産の売却でお悩みの方、ご質問やご相談がある方は、当社までお気軽にご連絡ください。

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