売却して分ける以外にも方法はある?相続…

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土地を相続する際に、兄弟間でトラブルに発展するケースはよくあります。
トラブルを避けるためにも、事前にどのような方法で相続するか決めておくことをオススメします。
今回の記事では、相続した土地を兄弟で分ける方法を解説します。

□相続した土地を兄弟で分ける方法について

兄弟間で共有している土地を分ける方法として、主に5つの方法があります。

1つ目は、遺産分割協議です。
遺産分割協議とは、相続人同士で遺産の分割方法を決めるための話し合いのことを指します。
最終的には、この話し合いにより合意した内容を「遺産分割協議書」と呼ばれる書面にまとめます。

2つ目は、相続放棄です。
相続放棄をすることで、遺産分割を行う方法もあります。
この相続放棄とは、相続人が被相続人の権利や義務を、一切受け継がない相続方法のことを言います。
通常、被相続人の財産において負債の方が大きい場合にこの方法が取られます。

3つ目は、代償分割です。
代償分割とは、一部の相続人が財産を多く相続したために不公平が生じた場合、その相続人が他の相続人へとお金を支払うことで調整する方法のことを言います。
しかし、この代償分割を実行する場合には、お金を渡す側の相続人にかなりたくさんの現金がないと実行は難しいです。

4つ目は、換価分割です。
換価分割とは、遺産を売却して得たお金を相続人同士で分ける方法です。
土地を相続する場合、複数人で平等に分割するのは難しいです。
その様な場合でも、相続人が利用する予定のない不要な土地であれば、売却して換価分割すれば公平に分割できます。

5つ目は、分筆による現物分割です。
分筆による現物分割とは、土地自体を物理的に分ける方法のことです。
土地を切ることを「分筆」と言い、それぞれが自由に分けられた土地を使えるメリットがあります。

□兄弟の相続でよくあるトラブルについて

土地を相続する場合、その方法を巡ってトラブルになることも多々あります。
以下では、具体的なトラブル事例についてご紹介します。

よくトラブルに発展してしまうのは、遺言書の内容が不公平なケースです。
遺言書の内容は、法律で定められた遺産分割のルールに優先します。

しかし、亡くなった方と近しい親族関係にあった方は、遺産の分割を要求できる「遺留分」と言う権利が認められています。
そのため、遺言書の内容が著しく不公平になっている場合は、望まない法的トラブルに発展する可能性があるのです。

□まとめ

今回は、相続した土地を兄弟で分ける方法について解説しました。
方法は一つではないので、状況に応じてベストな方法を選択すると良いでしょう。
もし不動産に関するお悩みや疑問、相談事などがありましたら、どんなことでも構いませんので、お気軽に当社までご相談ください。

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