空き家が倒壊した責任は誰にある?事例ご…

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「放置している空き家が存在する」
「空き家が倒壊した場合の責任の所在を知りたい」
このようにお思いの方はいらっしゃいませんか。
そこで、今回は空き家倒壊の責任を誰が負うのかを事例ごとにご紹介します。
ぜひ参考にしてください。

□空き家倒壊の責任は誰にあるのかを事例ごとにご紹介

*通行人や隣家に被害が出た場合

法律によって、所有している不動産が原因で損害が起きた場合は、所有者に責任があると定められています。
そのため、損害賠償責任は空き家を所有している人にあることになります。

*空き家等対策の推進に関する特別措置法で代行執行が行われる場合

空き家が管理されずに危険な状態だと、特定空き家などに認定される場合があります。
特別措置法によって空き家を適切に管理する責務が、所有者には課せられています。
認定された後も管理を怠り続けると行政代執行が行われます。

なお、特定空き家は、以下のような状態だと認定されます。
・倒壊等著しく保安上危険となるおそれのある状態
・著しく衛生上有害となるおそれのある状態
・適切な管理が行われないことにより著しく景観を損なっている状態
・その他周辺の生活環境の保全を図るために放置することが不適切である状態

□空き家が倒壊するリスクを回避する方法とは?

空き家が倒壊するリスクを回避するためには、適切に管理する必要があります。
以下で正しい管理の手順をご紹介します。

まず空き家管理に必要な道具や適切な服装を用意します。
基本的に空き家の管理は清掃作業が主です。
必要な道具はゴミ袋、雑草処理の軍手、スリッパ、電気が止められている場合の懐中電灯などです。

服装は汚れても良いのに加えて、動きやすいものを用意しましょう。
空き家が管理されていない場合、ハチなど害虫がでる可能性があります。
夏場であっても長袖や長ズボンの方が好ましいでしょう。

次に室内の換気とご近所さんに挨拶を行います。
空き家で作業をしていると、ご近所さんに不審に思われる可能性があります。
誤解をまねかないために、あらかじめご近所さんに挨拶をしておきましょう。

また、あわせて空き家の近況を聞いておくと安心です。
空き家が犯罪の温床になっているケースもあります。

挨拶が終われば換気を行います。
カビや害虫、ほこりが空気中に漂っている状態です。
換気をして空気を綺麗にしましょう。

3つ目に外回りの清掃を行います。
雑草処理など外回りの清掃を行いましょう。
その際に、建物に破損箇所がないかチェックします。

最後に、室内清掃を行います。
水漏れがないかもチェックしておきます。
これらの管理作業を月に1回程行うと、空き家を安全に管理できます。

□まとめ

空き家が倒壊した場合の責任の所在を、事例ごとに紹介しました。
また、倒壊させないための方法もご紹介しました。
管理が難しい場合は売りに出すのも1つの手です。
売却をご検討している方はぜひ当社にご相談ください。

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